チョコに想いをのせて


「それじゃ、私帰るから!」


それからは、春樹を避けるようにして走って帰った



ガチャ



「ただいま〜」



誰もいない家に着いた



両親はいつも遅くに帰ってくる






部屋に入るとカバンを机の上に置いた



「あ、そーいえば…




…やっぱり」


カバンに春樹宛のチョコを入れていたのを忘れていた



手に持てなかったぶんはカバンに入れていた



それを春樹に渡すのも忘れていた
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