ARRIA
青い炎の回廊には、二人の声と石畳の鳴る音だけが響いていた。


「あたしの願いを伝えて下さって…本当に感謝します」

「良いのです。僕にできる事はこれ位です。お父様の事は…すいません、日が悪かったですね」

「いえ、良いのです。アグニ様…雰囲気があってとても緊張してしまいました」
「アーリアで最も神に近い方なのです。僕でも緊張します」


ふと、あたしを選んだのはアグニ様なのだろうか、とゆう気がした。


もう少し話ができれば訪ねてみたい事は色々あった。



「この階段を降りれば書庫です」



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