くノ一です!
「あー、あの漫画でよく見る水の上を歩く奴ですか。なんか簡単そうですよねー」

ケラケラと笑う華音。そして、それを見てイラッとする玄之介。

(何が簡単そう・・・だ。この術凄い疲れるし難易度高いんだぞ!)

そう思いつつ、玄之介は大きな丸形の板を持ってきた。

「おおー、漫画で見たことあるやつと一緒だ。これ履いて水の上をスイーっと歩けば良いんですよね!?」

キラキラ輝く目には不安などないようである。

「一応言っておくけど濡れたら風邪引くからな。俺はタオルを持ってくるから怪我しないように練習しといてくれ」

そう言うと玄之介は猛烈な速さで山をかけ降りていった。
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