くノ一です!
早速、必殺忍法水蜘蛛の術を始めます!

水蜘蛛の術は漫画的には確か丸形の板で水の上を歩く超簡単な術でした。

なので、私も簡単に出来ると思い、早速池に水蜘蛛の術で歩こうとします。

「うわっと・・・何だか凄い不安定です。」

何とか水の上に足を置くことが出来ましたが、何だか思っていたより出来ないです。

しかし、私は勇気を振り絞って足をあげて水の上を歩こうと片方の足をあげました!

その瞬間・・・ドボーン!

私は思いっきり池に落ちてしまいました。

「そんなぁ。思っていたより物凄く難しいですー。」

びしょびしょになりながら何とか溺れずに池から這い上がって来た私はその場で呆然としました。

「びしょびしょです・・・でも玄さん戻ってくるのもう少しかかりそうですし・・・」

幸いにも今は5月。今日の気温はちょっと暑いかなって感じだったから寒くは無いです。

でも、びしょびしょのくノ一装束って何だかエロいです。物凄く恥ずかしいです。

と、言いながらもう一度トライ!です。

多分さっきのは驕り・・・簡単な術だからっていう驕りがありました!でも、一度失敗した今の私には驕りなどありません!

こんな術で挫けていては立派な忍者にはなれないのです。漫画やアニメのキャラみたいなカッコ良くて可愛い忍者になる為にはこんな術、簡単に出来なきゃ駄目なんです!
< 15 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop