くノ一です!
目を開くと・・・何も起きていませんでした。

そして、池を見ると僅かに水が渦を巻いていました。

本当なら池の水が全て動き出す大きな術の筈なんですが意外と難しいです。

「これって成功なんですか?」

「十分成功ケロ。最初っから池の水を全て扱えるなんて出来ねーケロ。」

私の考えがケロちゃんに読まれていました。

「そっか・・・激流の術って難しいですね。」

少ししょんぼりです。

「なら、これから家で風呂に入っているときに練習すれば良いケロ。毎日やれば上達早くなるケロ。」

「そうですね!分かりました!それじゃあ練習してきますね!」

私はそう言って帰ろうとすると、次の瞬間にケロちゃんが私の肩の上に乗りました。

「ケロちゃんどうしたんですか?」

「ケロ。暇だから家まで着いていくケロ。」

「暇なんですね。」

私は少し苦笑いをするが笑顔を見せて「いいですよ。」と返答した。


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