くノ一です！
家に着くと私は部屋に上がり服を着替えてベッドに転びました。何だか頭が痛くて痛くて・・・。

「あぁ・・・寝てしまいそうです。」

あれ・・・何かを忘れているような気がします・・・？

「ゲコォっ・・・！俺を忘れんじゃねェケロ！」

私の机の上でケロちゃんが騒いでます。そう言えば、家まで着いてきていたのを忘れてました。

「ご、ごめんなさい・・・」

「あ・・・いや、そんなにしょんぼりした顔すんなケロ。俺もオメェの着替えを見せてもらったし全然気にしてないケロ！」

ケロちゃんの声が物凄く上機嫌です。私も体調が良ければ怒るのに怒る体力ないです。

「オメェは集中力があって忍術の覚えが良い分、疲れやすい体質みてえだな。特に水系の術は感情を抑えて心を無にしなきゃなかなか使えないから、術の中では一番疲れる術だケロ。」

「そ、そうなんですか。私、術の事あまり聞いていないから初めて知りました。」

疲れた表情、疲れた声で喋っているのがケロちゃんにも伝わったのでしょうか。急に静かになりました。

「オメェもう寝てろ。俺も少し寝るケロ。」

その声を聞いてから急に瞼が重くなりました。
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