くノ一です!
「ひゃっ!カエル嫌ー!!」

柚花は驚いて若干悲鳴みたいな声をあげた。そして肩に乗ったカエルをバチンと平手打ちした。

「ぎゃーケロ!!止めてケロー!痛いケロ!」

「あ、ごめん。気持ち悪くてちょっと本気で叩いちゃった。」

申し訳なさそうに謝る柚花だが、カエルは少しご立腹のご様子だ。

「いくら何でも痛すぎケロ。さっきの叩いた力からするとオメぇ伊賀者か?」

その時、柚花の表情が変わる。そして、それにカエルも気付いた。

あ、これヤベェ奴だ。と思ってカエルは必死に謝る。

「スマンケロぉ〜!!だから殺さないでケロぉ!」

「じゃあ、1つだけあたしの言うことを聞いてもらおうかしら?」

「な、なんですかケロ?」

「あたし、今夜泊まるところないの?だから今夜だけで良いからどこか泊まるところ無いかしら?」


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