この人、委員会の先輩でした。
「で、ですよね、」



あ、電車。


「先入って」


「あっ、ありがとうございます」


やっぱり、先輩は私を先に入れてくれるんだ。


朝のレディーファーストは勘違いなんかじゃなかった。


「優しいなぁ」
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