この人、委員会の先輩でした。
先輩の顔が少し遅れて真っ赤になるのが影から見える。


「ひ、日向ちゃん、言ってる意味分かってる?」


「分かってるも何も自分が思ったままに喋ってるんです。」


もしかして嫌だったのかな。


「日向ちゃん、こんな俺だけど付き合ってくれますか?」


「はい!もちろんです!」



ふたりとも顔を真っ赤にさせて駅のホームで喋った。
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