この人、委員会の先輩でした。
顔を覗き込もうとすると顔ごとそらされる。


「ちょ、しばらくこっち見ないで!」


「なんでですか!
影島先輩が照れてる姿なんて滅多に見れるもんじゃないですよ!」


「照れてるってわかってんなら余計みるな!」


「チェ...。」


数十秒後、やっと先輩は顔の火照りが収まったのか顔から手を離した。


「やっぱ好きだわ...。」
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