空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
「森口、岩田。仲よさそうに何話しているん

だ?そうかそうか。一緒に学級委員やろうっ

てか。」

先生の言葉に私たちは目を合わせて、同時に

立ち上がって、同時に口を開いた。

「言ってない!!」

「そんなに息ぴったりならいいじゃないか。

決定な。」

先生がそう言うと、教室に拍手が響いた。

「望夢のせいだよ!」

「つぼみだって笑ってただろ!」

私たちは立ったままで言い合っている。普通

は先生とか周りが真剣に止めてくれるはずな

んだけど。

「そんなみんなの前でイチャつくなよ。」

「イチャついてない!!」

秋斗が変なことを言うから、また口をそろえ

てみれば。

「説得力無し。」
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