空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
「私からも、お願いします。」

望夢の隣で私も頭を下げた。お父さんとお姉

さんの顔、見れない。中学生で結婚なんて、

ばかばかしい。そう思われても仕方ないと思

う。でも、これだけは言えるよ。私は望夢が

大好き。望夢が自分の人生を私に捧げるのと

同じように、私も自分の人生を望夢に捧げた

いの。生半可な覚悟じゃない。

「わかってるよ。2人がラブラブなことくら

い。私たちは認めるよ、2人の結婚。」

お姉さんは優しい笑顔で認めてくれた。一方

お父さんは、黙って2階の部屋に行ってしま

った。

「やっぱり許してもらえないよね。」

当然だって頭では理解しているのに、認めて

もらえないことがショックだった。
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