空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
いつもと同じ道を歩いて、空を仰ぎ見た。

今日は天気が悪いなぁ。望夢、大丈夫か

なぁ。なぜかいつも、晴れた日は望夢の体調

が良くて、曇りの日は体調が悪かった。

「望夢~!来たよっ!」

いつものように病室に入ると、顔色の良い望

夢がベッドに座っていた。

「つぼみ、おはよ。」

声も元気で、ここ最近で一番元気な姿だっ

た。望夢はベッドに座って何かを書いてい

た。

「何書いてたの?」

望夢の隣に着いた時には、隠されて見えな

かった。

「ラブレター。」

望夢はそう呟いて、ごまかした。

「つぼみ、好きだよ。」

突然の告白に驚いたけど、望夢にドキドキ

してるのを知られたくなくて。

「どうしたの?急に。」
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