空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
普通を装ってみた。

「つぼみも言って?俺のこと好きって。」

そんなの…言わなくてもわかってるくせに。

本当にズルいよ。

「す…。好き…///」

何度言われても。何度言っても。恥ずかしく

て、胸がいっぱいになる。

たった「好き」の2文字に、いっぱいの愛が

詰まっているってわかったから。

「じゃあ、また明日ね。」

ちゅっ。いつものように短いキスをして、ば

いばいした。

そして、望夢の太陽みたいな笑顔は、この日

を最後に消えた。

「望夢!!しっかりしろ!!」

次の日、望夢の容態が急変したと、病院から

学校に連絡がきたらしい。

「行ってこい。」

先生は私に視線を送った。私となるみ、秋斗

は病院へ走った。
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