空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
「お前も大変だな。」

秋斗が私の肩をトントン叩いて笑った。

二人は何を勘違いしてるんだろう。それとも

大澤くんの好きな人が誰かわかったとか!?

二人が何に気付いたのか、何もわからないま

ま、昼休みを迎えた。

「森口さん、一緒に食べてもいい?」

昨日の放課後、ほとんど初めて話したのに、

大澤くんとの距離は昨日までとは違う。

「うん!みんなで一緒に食べよ!」

なるみ、秋斗、大澤くん、私の4人で机をく

っつけてお弁当を並べる。

それから、お互いの中学時代の話とか、大澤

くんの好きな人の話とかであっという間に昼

休みが終わった。

なんだか、懐かしい…。中学の時も、こうや

って4人で机くっつけてたっけ。
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