空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
秋斗が念のため質問をした。

「おい、石原。知ってるだろ。各クラスの企

画をまとめる。文化祭のオブジェの設営。パ

ンフレット作成。その他諸々の作業だ。」

というわけ。

先生が「やってくれる人〜」と声をかけたが

名乗り出る人はいるわけもなく、仕方なく、

じゃんけんをクラスですることになった。

教卓に立つ先生に勝った人から抜けていく。

最後に残ったのは…。

「じゃあ、森口、大澤、よろしくな。」

私、こういう時負けるんだよね。

「森口さん、頑張ろっか。」

大澤くんは優しく声をかけてくれた。

「うん。よろしくね。」

もう1人の実行委員が大澤くんで良かっ

た。

「じゃあ、今日早速全クラスの実行委員で集

まりがあるので放課後残ってください。」
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