空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
大澤くんが積極的にクラスの意見をまとめて

進めてくれる。

「大澤くんってリーダーシップあるよね。」

昼休みになるみが呟いた。

「そんなことないよ。」

大澤くんは否定しているけど。みんな、大澤

くんについていって。私なんか何もしてない

し…。

「つぼみも慣れないこと引き受けてよく頑張

ってるな。」

秋斗が珍しく褒めてくれた。

「森口さんにはいつも助けてもらってる

よ。」

「私、何もしてないよ?私の方こそ大澤くん

におんぶに抱っこで…。ごめんね。」

ほんとに情けない。私も大澤くんの力になれ

るように頑張らなきゃ。

「2人ってまだ苗字呼びなんだ。」

「「え?」」

確かに。あまり気にしてなかったけど。
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