空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
「早めに話した方がいいと思うぞ。」

「わかった。」

明日、ひろくんにちゃんと話そう。

「おはよう、ひろくん。」

次の日の朝、いつものようにひろくんと登校

する。

「昨日はありがとう。」

「こちらこそだよ。」

ひろくんはいつも通り優しく話してくれる。

「ひろくん。今日の放課後、時間ある?」

「え?」

ちゃんと話すの。望夢が生きた証を。ひろく

んならきっと受け止めてくれる。私の覚悟が

伝わったのか、不思議そうな顔をしながらも

頷いてくれた。

「大澤くんに話すの?大丈夫?」

なるみとトイレに行ったときに話すと、不安

そうに話した。なるみと秋斗が、一番近くで

私を見ていた。
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