空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
放課後、いつものようにひろくんと教室で話

していた。

「ひろくんもお疲れさま!ほとんど頼りっぱ

なしでごめんね?」

ひろくんがクラスを引っ張っていってくれた

から、ここまで準備ができた。

「つぼみが一緒にいてくれるだけで十分だか

ら。」

ひろくんは私に告白をしてから、以前よりも

分かりやすく好きって気持ちを伝えてくるよ

うになった。反応に困る…。今も望夢が、天

国から私を見ているのに…。もちろん私は、

望夢しか見ていない。でも、これ以上ひろく

んに好きなんて言われたら…。

「ごめんね、つぼみ。こんなに好きなんて言

ったら、つぼみは困るよね。」
< 158 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop