空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
なるみは柔らかく微笑んだ。
私は薬指にはめたリングを握りしめ、カーテ
ンの向こうの秋斗たちと対面した。
「いいじゃん!」
「似合ってるよ、つぼみ!」
みんなに褒められたら照れるよ…。
「綺麗だよ、つぼみ。」
「ひろく…ん?」
ひろくんの方を見るとまるで王子様のような
恰好をしていた。
「どうしたの?その恰好。」
「俺は王子様役ってことでみんなに任命され
ちゃった。」
恥ずかしそうに話すひろくんに望夢のタキシ
ード姿を重ねた。
ひろくんが私の隣に立つと、クラスのみんな
は「ヒュー!」と歓声をあげた。
「緊張するね。」
ひろくんとステージ裏で出番の待機中。
私は薬指にはめたリングを握りしめ、カーテ
ンの向こうの秋斗たちと対面した。
「いいじゃん!」
「似合ってるよ、つぼみ!」
みんなに褒められたら照れるよ…。
「綺麗だよ、つぼみ。」
「ひろく…ん?」
ひろくんの方を見るとまるで王子様のような
恰好をしていた。
「どうしたの?その恰好。」
「俺は王子様役ってことでみんなに任命され
ちゃった。」
恥ずかしそうに話すひろくんに望夢のタキシ
ード姿を重ねた。
ひろくんが私の隣に立つと、クラスのみんな
は「ヒュー!」と歓声をあげた。
「緊張するね。」
ひろくんとステージ裏で出番の待機中。