空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
望夢のことばかりが頭の中をぐるぐるしたま

まベッドに入ると、すぐに睡魔に襲われて眠

りについた。

ピーピー。

枕元に置かれた黄色い目覚まし時計が私を深

い眠りから解き放った。

部屋のカーテンを開けば、雲一つない青空と

温かい陽の光が「新しい朝が来たよ」と教え

てくれる。

朝食を食べ終えて歯を磨いていると、「ピン

ポーン」とインターホンが鳴った。

「はーい。」

お母さんの明るい声とともにドアの開く音が

した。

「初めまして。つぼみさんと同じクラスで今

日から一緒に登校する岩田望夢です。」

この声は…。望夢!?

私は急いでうがいをして、すぐにかばんを持

って、超高速で玄関に向かった。
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