空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
「つぼみちゃん、ずっと望夢のことを想って

くれてありがとう。これからは、自分の人生

を自分の為に生きて?」

自分のため…?私は…。

「望夢と生きたいと思って思ってます。今で

も。私は、望夢だけを愛したいんです。」

「つぼみちゃんはこれから色んな人に出逢っ

て色んな経験をする。その隣に望夢が立つ未

来はないんだ。忘れてくれとは言わない。も

しもつぼみちゃんに好きな人が出来たら、そ

の気持ちを素直に受け止めてほしい。」

私が望夢の為にできること。それは、望夢の

分まで笑って生きること。

そんな簡単なことにも気づかないまま、私は

3年という月日を生きてしまったんだ。
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