空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
エピローグ
「ひろくん、もうすぐ社会人になるなんて全
然実感ないんだけど。」
大学4年の夏。高校時代と変わらず、ひろく
んと学食にいた。
なるみと秋斗とは大学が離れてしまってから
会う機会が一気に減った。それでも、望夢の
命日のお墓参りには、必ずひろくんも一緒に
4人で行く。
「つぼみ、来週望夢くんの命日だね。」
「そうだね。」
高校3年、私は望夢がこの世で最後に願った
ことを知り、少しずつ笑って過ごせるように
なった。
「ひろくん、毎年ありがとう。でも、予定が
合わない日があったら、もう無理しなくても
いいからね?」
ひろくんは望夢と会ったことないし、ずっと
無理しなくていいよって言ってるのに。
然実感ないんだけど。」
大学4年の夏。高校時代と変わらず、ひろく
んと学食にいた。
なるみと秋斗とは大学が離れてしまってから
会う機会が一気に減った。それでも、望夢の
命日のお墓参りには、必ずひろくんも一緒に
4人で行く。
「つぼみ、来週望夢くんの命日だね。」
「そうだね。」
高校3年、私は望夢がこの世で最後に願った
ことを知り、少しずつ笑って過ごせるように
なった。
「ひろくん、毎年ありがとう。でも、予定が
合わない日があったら、もう無理しなくても
いいからね?」
ひろくんは望夢と会ったことないし、ずっと
無理しなくていいよって言ってるのに。