空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
職員室から戻るとすぐに保健室のドアを開け
て、秋斗となるみの力で望夢を白いベッドに
寝かせた。
「望夢、熱測れる?」
私は望夢に体温計を渡してベッドに横たわる
彼の隣に腰を下ろした。
ピピ。体温計には37.6の数字が映ってい
た。
「望夢、お父さんかお母さん迎えに来れ
る?」
望夢は重そうな頭を横に振った。そして苦し
そうに口を開いた。
「母さんは死んだ。父さんは仕事でいつも帰
ってこないし。姉貴も遠くに住んでるし。」
悲しそうな、寂しそうな目で言った。
私は後ろを振り返り秋斗を見ると、知ってい
たというようにただ一度頷いた。
て、秋斗となるみの力で望夢を白いベッドに
寝かせた。
「望夢、熱測れる?」
私は望夢に体温計を渡してベッドに横たわる
彼の隣に腰を下ろした。
ピピ。体温計には37.6の数字が映ってい
た。
「望夢、お父さんかお母さん迎えに来れ
る?」
望夢は重そうな頭を横に振った。そして苦し
そうに口を開いた。
「母さんは死んだ。父さんは仕事でいつも帰
ってこないし。姉貴も遠くに住んでるし。」
悲しそうな、寂しそうな目で言った。
私は後ろを振り返り秋斗を見ると、知ってい
たというようにただ一度頷いた。