空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
そして2人の大きい声によって、生徒たちが

私たちに注目している。

私は不安になって、望夢の顔を見上げた。

「お前ら、いつから…?」

秋斗は、私と望夢の顔を交互に見ている。

「昨日の夜、俺が告白して付き合い始め

た。」

ちょっ!!望夢、何さらっと言っているの!

ほとんどの生徒がこっちを見てるんだけど。

周りに立つ男子たちは、ヒューヒューと言っ

ている。一方の女子はキャーキャー悲鳴をあ

げたり、泣いている子もいた。やっぱり望夢

って、人気なんだ…。

「つぼみ?」

「ん?」

望夢に知られたくない。嫉妬したなんて。

めんどくさい女って思われたくない。

「嬉しいから。」

「へ?」
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