空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
お昼休み、なるみと秋斗と机をくっつけてご

飯を食べていると、なるみが心配そうに私の

顔を覗き込む。

「大丈夫だよ!望夢はただの検査入院だし。

鎮痛剤で頭痛も落ち着いて、ご飯も食べれて

るみたいだし。」

そりゃ、私だって望夢が心配だよ。あの時の

苦しみ方とか倒れ方とか普通じゃなかった。

普通っていうか…。風邪とか貧血とか。そん

なんじゃなくて、もっと苦しそうだった。

「望夢も心配だけど、なるみはつぼみのこと

心配してるんだぞ。」

「え?」

秋斗の言葉を聞いて、なるみに目を向けると

今にも泣きだしそうな目で私を見つめた。

「つぼみ。あんた、私たちがいること忘れな

いで。あんたが一番不安だってことくらい、
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