空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
私は…望夢が大好きなの。だから…。

「私は望夢の隣にいたいです。ずっと隣にい

たいです。」

言葉が溢れると同時に涙も溢れた。

「望夢の隣にいさせてください。」

その答えはすぐにわかった。望夢の温もり

で。久しぶりだ。望夢の腕の中。望夢のに

おい。ずっとこの感触を求めていた。

「つぼみ。俺、いつまで生きてられるかわ

かんねぇぞ?デートも全然できねぇぞ?学

校も一緒に行けないし、クレープも一緒に

くえ…!」

「望夢がいいの!望夢じゃなきゃだめな

の!」

望夢の言葉を遮って想いを伝えた。誰が何

と言おうと、私は望夢と生きていくって決

めたの。

「つぼみ、ありがとう。」

震えた声で私を強く抱きしめた。
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