空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
い望夢の時間を、一緒に作りたいんだ。

放課後、いつもは1人で歩く道を今日は3人

で歩く。

この広い青空の下を、あと何回望夢と歩ける

のかな。

「つぼみ、着いたよ。」

望夢のことばかりを考えて歩いていると、い

つのまにか病院に着いていた。

「どうかした?」

心配するなるみに「大丈夫!」と笑顔を返し

た。

「望夢!おはよっ!」

病室に入るときの挨拶。例え朝じゃなくても

「おはよ」って言う。学校にいるときみたい

に。

「つぼみ、おはよ。」

いつもみたいに優しく笑ってくれる。でも毎

日見てるとわかるんだ。その日の望夢の体

調。今日はあまり良くないみたい。

「望夢、今日あまり体調良くないね。ご飯は
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