空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
「まだお前とバドの決着ついてないだろ。死

なれると俺の方が上って証明できないだ

ろ。」

秋斗…。望夢と秋斗は小学校の時からの腐れ

縁らしい。昔はよくケンカしていたって望夢

が言っていた。それでも好きなものが一緒だ

ったり、席替えを何度しても隣になったり。

2人はたくさんぶつかったから、今では信頼

し合っているんだろうな。私は望夢の彼女。

だけど秋斗は私より望夢のこと知っていて、

長い月日を過ごしてきた。望夢が病気になっ

たショックは私より大きいのかもしれない。

「死なねーよ。お前とのバドの決着は置いと

いて、つぼみ置いて死んだりしないから。」

望夢…。嬉しすぎるよ。

「バドの決着を置いとくんじゃねぇ!」
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