空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
そして、短くキスをしてバイバイする。今日

はなるみと秋斗がいるからキスはなし。

「あ!」

「えっ?」

望夢がエレベーターとは逆方向に指をさし

た。私たち3人は指が指す方向を一斉に見

た。

ちゅっ。

望夢の温かい手に頬を包まれ、いつものよ

うに短いキスをした。

「おい!何もねぇじゃん!」

「びっくりした~。」

なるみと秋斗が一緒に責めると、望夢がい

たずらっぽく笑う。

本当にずるいな。いたずら大好きなんだか

ら。

「つぼみ、どうかした?顔赤いけど。」

秋斗に言われて頬が熱くなってることに気

がついた。

「聞くだけ無駄でしょ。あの一瞬でイチャ

イチャできるとかバカップルすぎ。」
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