空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
だって望夢はあんなに頑張ったのに…。おか
しいもん…。
「他に治療法はないんですか!抗がん剤と放
射線治療続けるとか、手術とか…。望夢を助
けて下さい!お願いします!」
私はひたすら頭を下げた。望夢と一緒に生き
ていきたいの。この先の未来もずっと一緒に
いたいの。
望夢のお父さんは、頭を下げる私を起こそう
した。
「我々も助けたいんです。望夢くんの頑張る
姿は私もちゃんと見ています。望夢くんの未
来も、森口さんと一緒にいるときの笑顔も、
守りたいんです。」
立花先生の顔は今まで見たことがないほど、
歪んでいた。
「望夢くんの今の体力では、治療に耐えきれ
ないんです。どの治療法も体力が持たず、治
しいもん…。
「他に治療法はないんですか!抗がん剤と放
射線治療続けるとか、手術とか…。望夢を助
けて下さい!お願いします!」
私はひたすら頭を下げた。望夢と一緒に生き
ていきたいの。この先の未来もずっと一緒に
いたいの。
望夢のお父さんは、頭を下げる私を起こそう
した。
「我々も助けたいんです。望夢くんの頑張る
姿は私もちゃんと見ています。望夢くんの未
来も、森口さんと一緒にいるときの笑顔も、
守りたいんです。」
立花先生の顔は今まで見たことがないほど、
歪んでいた。
「望夢くんの今の体力では、治療に耐えきれ
ないんです。どの治療法も体力が持たず、治