空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
なんて笑い合っていた。私の席は窓側の一番

後ろの席。なるみは私の前の席。

「つぼみちゃんとなるみちゃん、仲良いん

だ。」

隣から聞こえるこの声は、岩田望夢くんの

声。

「よろしくな。」

そしてこの声は、なるみの隣に座る石原秋斗

くんの声。

お互いに下の名前を呼び捨てにすることで、

私たち4人の距離は一気に縮まった。

「じゃあ、次は学級委員を決める。立候補い

るか?」

そんな。立候補なんているわけない。

「いるわけないよな。」

望夢がいたずらっぽく笑うので。

「いるわけないよね。」

私も微笑んで小声で返した。2人で笑ってい

ると、先生の目が私たちに向いた。
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