空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
お父さんが涙ぐんで謝った。

お父さんは何も悪くない。誰も悪くない。

それは望夢も、私も。みんな分かっている。

なのに、私は何も言えなかった。

「父さん。俺さ、生きたい。生きてつぼみと

一緒に学校行きたい。高校も大学も。その先

もずっと。つぼみと歳を重ねたい。ちゃんと

答え出すよ。後悔しないように。つぼみを幸

せにできるように。」

望夢のまっすぐな言葉に心臓が跳ねた。

私も同じ気持ちだよ。ずっと望夢の傍にいた

いの。一緒に歳を重ねたいの。だから…。

「望夢の出した答えを信じる。」

その言葉とともに震える望夢の手を握る。私

は望夢と最後まで闘うって決めたから。

ほんとにラブラブなんだから。」
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