婚姻届と不埒な同棲
「本当にいいの?
世の中には知らない方がいいこともあると思うけど。
特に、酒に飲まれての行いほど、知らなきゃよかったって思うものってないんじゃねーの?」

「そ、そんなに酷かったの?」

ちゃんと服を着てから、拓斗くんに頼んだ。
バーに行ってからの私の様子を教えてほしいと。

知らないと後悔すると思ったけど、そう言われると怖じ気づいてしまう。

「すっげーよく喋ってた。
同窓会の愚痴とか」

あれ、話しちゃったんだ…。
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