『俺様御曹司の悩殺プロポーズ』の文庫に入れられなかった番外編
「意地悪?
お前はそういう男が好きなんだろ?」
「んっ……好きです……ああっ!」
「俺も愛してるよ……小春……」
私の中に入ってきた彼の熱くたぎる想いに、身をよじる。
耳から忍び込むフェロモンボイスに、痺れるほどの快感を味わっていた。
私の愛する旦那様は意地悪だけど優しくて、極上の声を持っている人。
とろけてしまいそうな幸せにどっぷり浸りながら、心で願う。
ねぇ涼さん、これからもずっと、私の隣で囁いて……。
【終】