イライラさせちゃう鈍いやつ


帰り道、ちょっとしか飲んでなかった牧野がしんどそうだった。

牧野の同期の山口は心配そうにしていたが変える方向は違う。

かなり酔っぱらってしまってる吉崎は山口と同じ方向でそちらはなんとか電車に帰れそうだった。


井高部長が

「おい、牧野と同じ方面のやつ一緒に帰ってやってくれ。」

佐々木さんが心配そうに

「牧野さん家どっち?俺が飲ませたから・・・送ってくよ・・・。」

反省しているようだった。


「大丈夫です。花園です。2駅で駅からも近いし・・・ひとりで帰れます。」


「ア・・俺も花園。牧野さん一緒に帰ろう。」


俺は牧野と帰り道が一緒だった。




「じゃあ橋野よろしく頼むわ。」

佐々木さんは俺に手を合わせて

「牧野さんごめんね。気を付けて。」

と帰っていった。







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