君に恋する悪魔
あたしの家は元々貧乏で
二年前までは借金返済なんて言葉ぎりぎり聞くことはなかったのに
二年前のある日突然借金返済という文字が薄っぺらい紙に書かれていた。
300万
父がどこからそんなお金を借りたのか
どうしてそんな大金がひつようだったのか
よく分からないし教えてもらえないけど
早く返済しなきゃっていうのだけは嫌でもわかった。
父は仕事が見つからず
母も家のことやりながらパートをしている
あたしは家の事はできないけれどバイトを1日の時間に費やしている。