好きって伝えたかった。

*06


「そう!あー、やっと思い出してくれた!これで思い出してくれてなかったら俺結構ヘコんでたわー!」


「わかるわけないよ!身長もかなり大きくなってるし、なによりチャラくなりすぎ!」


「だよなぁ笑 言われると思った笑」


「藍、この人は?」


「えっとね、昔の幼なじみ。小学生の頃に引っ越したっきり会ってなかったんだ。」


「へー。幼なじみね。」



あれ?雅也くん機嫌悪い?


「てか藍!お前彼氏できたのかよ!そいつ彼氏だろ!?あんなに男に興味なかったのに、人間って変わるもんだなぁ」


「その言葉そっくりそのまま返すよ笑」


「てかナツのこと聞かねーの?」


「...ナツもいるの?」


「おう!あいつ今腹壊してトイレ行ってるからもうちょっとしたら来ると思うぜ!」


「そう、なんだ。

あ、私たちそろそろ帰らなきゃ!じゃあねハル!元気でね!」


「藍?もういいの?」


「なんだよー、ナツにあって行かないのか?」


「うん、今日はいいや」




今はまだ会いたくない。


もし会ってもどうしていいかわからないの。












だって彼は私の忘れられない________だから

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