20代最後の夜は、あなたと
翌朝、朝食会場へ同部屋の先輩と一緒に向かっていると、ゴルフウエアに身を包んだ集団が歩いてきた。
その中に、霧島課長もいた。
青いポロシャツにカーキのパンツ。
一瞬目が合ったけれど、すぐにそらされた。
そりゃそうだ、昨日の今日だし。
伊勢くんの姿を探すと、グレーのカーディガンにピンクがきいてるチェックのシャツ、ジーンズで後輩と一緒に食べていた。
席についてから改めて伊勢くんを見ると、視線が重なった。
どちらからともなく、笑みがこぼれた。
「なにニヤニヤしてんの?」
「いえいえ、こういう顔なので」
先輩がいたの、忘れてた。
「紗和ちゃんは、別府まで行くんだっけ?」
「はい、そうです」
「うちらはホテルのエステやって、昼から飲んだくれることにしたんだ。
紗和ちゃんも、気が向いたら合流しなね」
「はい、ありがとうございます」
その中に、霧島課長もいた。
青いポロシャツにカーキのパンツ。
一瞬目が合ったけれど、すぐにそらされた。
そりゃそうだ、昨日の今日だし。
伊勢くんの姿を探すと、グレーのカーディガンにピンクがきいてるチェックのシャツ、ジーンズで後輩と一緒に食べていた。
席についてから改めて伊勢くんを見ると、視線が重なった。
どちらからともなく、笑みがこぼれた。
「なにニヤニヤしてんの?」
「いえいえ、こういう顔なので」
先輩がいたの、忘れてた。
「紗和ちゃんは、別府まで行くんだっけ?」
「はい、そうです」
「うちらはホテルのエステやって、昼から飲んだくれることにしたんだ。
紗和ちゃんも、気が向いたら合流しなね」
「はい、ありがとうございます」