20代最後の夜は、あなたと
コンペの前日
伊勢くんとショールームへ行った次の日、奈緒を見かけて手を振ったら、顔色が悪かった。
暇をみつけて受付に行くと、奥の医務室で休んでいるという。
コンコン、とノックしてから、
「奈緒、大丈夫?」
声をかけたら、奈緒はベッドに座ったまま男に抱きついてた。
「あっ、ごめんっ!」
私が叫ぶのと、男が振り向いたのが同時で。
霧島課長が、顔色ひとつ変えずに私を見ていた。
ドアを閉め、急いでデスクに戻った。
奈緒、大丈夫かな。
霧島課長と何かあったんだろうけど。
デスクに座ってボーッとしていたら、霧島課長が何食わぬ顔で戻ってきた。
私の右隣に座り、トイレから戻ってきたみたいに自然な感じでパソコンのキーをたたいてる。
なんなの、その態度。
奈緒を傷つけたりしたら、許さないんだから。
暇をみつけて受付に行くと、奥の医務室で休んでいるという。
コンコン、とノックしてから、
「奈緒、大丈夫?」
声をかけたら、奈緒はベッドに座ったまま男に抱きついてた。
「あっ、ごめんっ!」
私が叫ぶのと、男が振り向いたのが同時で。
霧島課長が、顔色ひとつ変えずに私を見ていた。
ドアを閉め、急いでデスクに戻った。
奈緒、大丈夫かな。
霧島課長と何かあったんだろうけど。
デスクに座ってボーッとしていたら、霧島課長が何食わぬ顔で戻ってきた。
私の右隣に座り、トイレから戻ってきたみたいに自然な感じでパソコンのキーをたたいてる。
なんなの、その態度。
奈緒を傷つけたりしたら、許さないんだから。