20代最後の夜は、あなたと
ホントのとこは、どうなの?
夏休みも終わり、いつもの毎日が始まった。


日焼けした人も何もなかった人も、少しけだるそうに仕事に向かっている。


お土産をもらってばかりで申し訳なかったけど、どこにも行ってないんだから仕方ない。


その代わり・・・というか、霧島課長とつきあうことになった、というあまりにも衝撃的な出来事があったわけで。


課長はどういう態度をとるのかと思っていたら、拍子抜けするほど前と変わらず。


私がデータ入力でミスをしたのを見逃してくれることもなく、


「なにやってんだよ宮本、休み明けだからってボーッとするな」


と怒られる始末。


「申し訳ありませんでした」


と謝ったものの、内心は(もう少し優しくしてくれたっていいじゃん)とイライラしてた。


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