35階から落ちてきた恋
「果菜、ドライブしようぜ。行きたいとこあるか?」
「わ、夜のドライブですね。嬉しい。ワクワクします。夜の高速も海沿いの道路も大好きです」
思わず笑顔になって想像してしまう。
もともと車も好きだし、ドライブなら人目も気にならないし、進藤さんを独り占めできる。
「お、やっと笑ったな」
不意に私の頬に手を伸ばしてくいっとつまんだ。
「そうやって笑ってろ」
すぐに手を放して助手席のドアを開けてくれた。
痛い、けど、触れられた頬が熱い。
恥ずかしくて顔を見られないようにうつむいて「ありがとう」と小声で言って助手席に滑り込んだ。
あー、ホントにやばい。
ちょっとしたことにドキドキする。
「果菜のリクエストに応えて江の島辺りまで行くか。そこなら高速も海沿いも走るだろ」
「やった」
私は軽く手を叩き喜ぶ。
「よろしくお願いします」
「ああ」
そうして、私たちは夜のドライブに出かけた。
「わ、夜のドライブですね。嬉しい。ワクワクします。夜の高速も海沿いの道路も大好きです」
思わず笑顔になって想像してしまう。
もともと車も好きだし、ドライブなら人目も気にならないし、進藤さんを独り占めできる。
「お、やっと笑ったな」
不意に私の頬に手を伸ばしてくいっとつまんだ。
「そうやって笑ってろ」
すぐに手を放して助手席のドアを開けてくれた。
痛い、けど、触れられた頬が熱い。
恥ずかしくて顔を見られないようにうつむいて「ありがとう」と小声で言って助手席に滑り込んだ。
あー、ホントにやばい。
ちょっとしたことにドキドキする。
「果菜のリクエストに応えて江の島辺りまで行くか。そこなら高速も海沿いも走るだろ」
「やった」
私は軽く手を叩き喜ぶ。
「よろしくお願いします」
「ああ」
そうして、私たちは夜のドライブに出かけた。