はちみつ・lover
「あのさぁ、続き聞いて。私・・・彼と離

れ離れになってしまうかもしれなくて」

「離れ離れ?何でだ」

今度は二人とも真剣な顔つきになる。私は

詳しい事情を話す事にした。



~10分後~

「・・・なるほどねえ。彼のお母さん

が・・・どうした事かしら」

「うん。まだ結婚してる事はバレてないん

だけど・・・」

「それ、バレたらマズいよな?」

「そうだね。ほんとに命が危ないかも」

リビングの雰囲気が一気に悪くなってい

く。私はムリヤリ話題を変えた。

「大丈夫!私なら大丈夫だから。だか

ら・・・気にしないで」

「で、でもなぁ・・・困ってるんだろ?」

「いいの。それよりお腹すいた。何かな

い?」

二人はわたしを心配しているが、私は想像

よりずっと重くなった空気に耐えられなく

なってしまい会話を強制終了させた。やっ

ぱりこういう事は自分自身で解決しなけれ

ば。
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