はちみつ・lover
「あっ・・・ん、バカ・・・!」

鎖骨を舌先で舐められる。パジャマを脱が

され脇まで彼の厚い舌が舐めてきた。

「っ・・・あ、ほんとにダメ。慣れてない

から・・・」

私も知らない性感帯を、彼に暴かれるのが

嬉しい反面怖い。涙目になりながら訴える

と優しいキスが落とされた。

「慣れてない方がいいんですよ。葵さんは

俺のものなんだから、素直に奪われてれば

いいんです」


そんな事笑顔で言わないでよ。どうせいろ

んな子にこういう事してるクセに・・・


そう言ってしまいたいのに、快感の海に呑

み込まれ言葉にする事さえ出来なかった。

「葵さん・・・ここはどうなってるんです

か?」


へっ?


彼の手がショーツを脱がせようとしてい

る。「マズい!」と思った瞬間に彼のスマ

ホが鳴った。


「もしもし?何だよこんな時間に・・・」
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