はちみつ・lover
何と驚いた事にリビングから彼も出て来
る。私は一気に血の気が引いていくのを感
じた。
「いや、いいから」
私はムリヤリ自分で荷物を持つとノソノソ
と長い廊下を歩く。丁度私が使っていい部
屋があったのでその前に雑に置いた。
「・・・何なの、あの二人」
部屋に入ると、なぜか涙が零れた。ムシャ
クシャして肩に掛けたバッグを放り投げ
た。
「・・・ダメだ。余計な事考えてたら頭痛く
なってきた」
その日、私はろくに夕食を食べる事なくリ
ビングのソファで眠りについた。こんな気
持ちじゃ、まともに彼の顔を見れそうもな
い。彼が気をつかって声を掛けてきたが一
切返事をしなかった。ただ心の中で罪悪感
と劣等感だけが募っていくだけだった。
朝になり、私は普段通り出社した。朝も彼
から逃げるように部屋を出て、恥ずかしか
ったけど朝食を電車の中で摂った。
る。私は一気に血の気が引いていくのを感
じた。
「いや、いいから」
私はムリヤリ自分で荷物を持つとノソノソ
と長い廊下を歩く。丁度私が使っていい部
屋があったのでその前に雑に置いた。
「・・・何なの、あの二人」
部屋に入ると、なぜか涙が零れた。ムシャ
クシャして肩に掛けたバッグを放り投げ
た。
「・・・ダメだ。余計な事考えてたら頭痛く
なってきた」
その日、私はろくに夕食を食べる事なくリ
ビングのソファで眠りについた。こんな気
持ちじゃ、まともに彼の顔を見れそうもな
い。彼が気をつかって声を掛けてきたが一
切返事をしなかった。ただ心の中で罪悪感
と劣等感だけが募っていくだけだった。
朝になり、私は普段通り出社した。朝も彼
から逃げるように部屋を出て、恥ずかしか
ったけど朝食を電車の中で摂った。