はちみつ・lover
彼はベッドから飛び出すとすぐさま抱きつ

いてくる。いつも以上に発情していて何だか

ライオンみたいだ。

「葵さん、俺の事好き?」

「ん~、好きだって」

「俺もだーい好き」

甘えるようにキスされて、受け入れるとブラ

の紐をほどかれそうになる。慌てて突き飛

ばすとすぐパジャマに着替えた。

「ひーどいなぁ。俺の事突き飛ばすなん

て」

「酷くて結構。エッチな事しようとするの

が悪いんだから」

彼はシュンと落ち込んで肩を落とす。そんな

彼を可愛いと思ったが心を鬼にした。

「葵さん・・・ダメ?」

「ダーメ。もう寝るわよ」

私が布団に入ると彼も一緒にもぐり込んで

くる。背中をツンツンされたがムシして眠

りについた。


~翌朝~


「おはようございます、葵さん」

彼の呼び掛けで目が覚める。眠たいので寝

返りをうつと、そのまま彼の腕に収まった。

「可愛い、葵さん」
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