空になりたい。
「ああ!ちょっと休憩!トイレいってくる!」



「はいはい。」




空の家は結構大きくて、トイレを探していると。






「君が空の友達?」




後ろから声がした。






「え?」








「空の友達?」






「…はい。」








「やっぱり。」




「失礼ですが…だれ…で…」


「俺は太陽。空の兄だ。」




私の質問は空のお兄さんにかき消された。





「空のお兄さん!?」



どうりでにてるわけだ。



高い背に、空にそっくりな切れ長な目。長いまつげ。




「空のことなんだけど」







空の…こと…?









「空は…君に…話したのか…よ」








「おい。太陽。」





「空?」




後ろにはそらがいた。







「帰りが遅いと思ったら。」






空は私の腕を握り空の部屋へと連れていった。




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