空になりたい。
空とのデート当日。

私はバッチリに準備して、空が迎えに来てくれるのを待った。


ピンホーン

空だ!

私は勢いよく玄関から飛び出した。

「空!」


「よっ」

たった数日あっていたいだけでこんなにも会いくなるなんて…


空のことがやっぱり大好き。

「よし、行くか。」

「うん!」


私達はバス停に向かいバスに乗って海へと向かった。


「楽しみだね~」

「そうだな。」

空は少し口角をあげてそう言った。


太陽の光が海で乱反射していてキラキラとしていた。

バス停についてバスから降りると、塩っぽいにおいに夏の匂いがした。


真っ青な空に真っ青な海でどこまでも続く青の世界のように思えた。



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