空になりたい。

｢空…そら…そら…そら…｣

｢ひ、な…た。ごめん…な…｣

｢後でたくさん話そうね。怒らないしちゃんと聞くから。｣

｢うん…｣

そういうと空は口角をすこしあげた。

バタバタバタっと音がしてガラッと音がして。

お医者さんと看護師さんが来た。


私と太陽さんは、少し出てください。といわれた。



しばらくすると、病室からお医者さんが来た。


今の空の状態は危ない。ということを言い残して。


そして、余命がわずかと思っておいてください。ともいって。


でも、今はちゃんと話せる状態だと。


私は空と二人で話したいと太陽さんにいった。

すると太陽さんは

｢わかった。ちゃんと話しておいで。｣

と笑顔でいってくれた。

それに私は笑顔で

｢ありがとうございます。｣

と言った。