先代の私 でも、、、
「毒牙の残りはどこだ」



「お、おお、桜花…に」



っ!?

驚きながらも顔を青くさせ言った男を気絶させ、倉庫を出てすぐ桜花へと向かう。



バイクに乗り、物凄いスピードで慣れた道を走り続けてると、

桜花倉庫前に大量の男が居るのに気付いた。



バイクの音に反応したらしい男達はこちらを睨み付けている。



だが、それも気にせずに問う。



「お前ら、毒牙か?」



「そうだっ!」



その誰かも分からない声を聞いてすぐ、私は動いた。



的確に急所を狙い、打って気絶させる。



それを素早く行い10分。

100人は相手にしたはずだ。



残った総長らしき奴の胸ぐらを掴み上げて言う。



「解散しろ。今すぐ、毒牙を」



「クッ……ソォッ!!」



発狂しながら殴り掛かってきたがそれを避け、

先程と同じように急所を打って気絶させる。



ーバタッ



呆気なく倒れた毒牙総長を見届け、背を向けてバイクに股がる。



だが、それがいけなかった。



ーバンっ



っ!?



撃たれた!?

今のは間違いなく銃声だ。

そして足の激痛っ。



バッと銃を所持してる者が居るだろう場所を見ると、

そこにはぶるぶるがたがたと震えながらこちらに銃を向ける女が1人。



………女?



ものすごーく胸に足にと肌を露出した服に身を包んで、

それなりに厚化粧だな。

< 30 / 101 >

この作品をシェア

pagetop